「出題されやすい漢字から効率よく学べる一冊がほしい!」
そんな方におすすめなのが、新星出版の『頻出度順 合格問題集』です。
『頻出度順 合格問題集』は、学習する漢字をまとめた「漢字表」が掲載されており、基礎レベルから使用できるのが特徴。
また、頻出度順の掲載なので、合格に必要な知識を効率よく学べます。
この記事では、『頻出度順 合格問題集』の基本情報やメリット、どんな人に向いているかまで、わかりやすく解説します!
- 『頻出度順 合格問題集』の価格や問題数などの基本情報
- 『頻出度順 合格問題集』の特徴
- 『頻出度順 合格問題集』のメリット・デメリット
- 『頻出度順 合格問題集』のおすすめな人・合わない人
基本情報
『頻出度順 合格問題集』の価格や構成、問題数など、基本的な情報をご紹介します。
出版社や価格など
『頻出度順 合格問題集』の出版情報は以下の通りです。
- 編者:漢字学習教育推進研究会
- 発行所:新星出版社
- 価格: 1,155円(税込)
- サイズ: A5判(厚さ約1.5cm・重さ約430g)
- セット内容: 本体、別冊模擬試験、赤シート


赤シート付きなのは、とても便利なポイントです!
構成
『頻出度順 合格問題集』は、以下のように構成されています。
- 第1章:読み問題(漢字表付き)
- 第2章:分野別問題
- 付録資料:配当漢字表(2級・準2級)・高校で習う読み・四字熟語・熟字訓など
- 別冊:模擬試験問題(3回分)



第1章では、2級以外の漢字も学習できるように構成されています。
問題数
『頻出度順 合格問題集』には、合計3,897問が収録されています。
出題ジャンルごとの問題数を見る
大問番号 | 分野 | 分野別問題 | 模擬試験問題 | 合計 |
---|---|---|---|---|
第1問 | 読み | 1,124問 | 90問 | 1,242問 |
第2問 | 部首 | 208問 | 30問 | 238問 |
第3問 | 熟語の構成 | 272問 | 30問 | 302問 |
第4問 | 四字熟語 | 448問 | 45問 | 493問 |
第5問 | 対義語・類義語 | 288問 | 30問 | 318問 |
第6問 | 同音・同訓異字 | 240問 | 30問 | 270問 |
第7問 | 誤字訂正 | 144問 | 15問 | 159問 |
第8問 | 漢字と送り仮名 | 141問 | 15問 | 156問 |
第9問 | 書き取り | 672問 | 75問 | 747問 |
合計 | 3,537問 | 360問 | 3,897問 |



問題数は多い方です。特に「読み」問題が充実しています。
レイアウト
『頻出度順 合格問題集』は、問題の下に解答が載っています。解答は赤シートで隠すことができます。
\ クリックすると画像が拡大されます/




特徴
『頻出度順 合格問題集』には、他の問題集にはない魅力が詰まっています。
ここでは、特に注目すべき3つの特徴をご紹介します。
- 頻出度順×分野別で効率よく学べる
- 漢字表で基礎から学べる
- 2級以外の漢字にも対応
頻出度順×分野別で効率よく学べる
『頻出度順 合格問題集』は、「読み」「四字熟語」などの分野ごとに、出題頻度別(A~Cランク)に分類されています。


そのため、自分の苦手分野から学んだり、全分野のAランクの問題だけを一気に進めたりすることができます。
自分の学習スタイルや苦手に合わせた柔軟な使い方ができるのが魅力です。



別冊の模擬試験で苦手を見つけてから、分野別に学習すると効率的です。
漢字表で基礎から学べる
『頻出度順 合格問題集』では、「読み」問題の前に、学習する漢字をまとめた漢字表が掲載されています。
漢字表には、各漢字の音読み・訓読み・部首・用例などが一覧で掲載されており、学習する漢字の基礎を学べます。
\ 漢字表は以下の画像のとおり /


学習方法の例としては、
- 初学者の方:漢字表で学習する漢字を確認してから問題に取り組む
- ある程度学習が進んだ方:間違えた漢字だけ漢字表で確認する
といったように、自分のスタイルに合わせて活用できます。
漢字表があることで、単なる暗記ではなく、漢字一字一字の基礎的な知識を含めた学習が可能になります。



漢字表はの漢字は五十音順に並んでいるので、調べたい漢字がすぐ見つかります。
2級以外の漢字にも対応
漢字検定には、各級ごとに新たに出題対象となる「新出配当漢字」が定められています。
ただし、実際の試験では、その級の新出配当漢字だけでなく、他の級の新出配当漢字も数多く登場します。
『頻出度順 合格問題集』では、こうした傾向を踏まえ、2級の新出配当漢字だけでなく、準2級以下の漢字にも対応しています。
他の級の漢字を学習しながら、効率的に学習できるのが『頻出度順 合格問題集』の特徴です。



漢字検定準2級を受験していない方や、取得してから時間が経っている方におすすめです。
メリット
ここでは、特に注目したい3つの大きな特徴を紹介します。
- 2級以外の級もまとめて学習できる
- 付録資料が充実している
- スムーズに学習できる工夫が満載
2級以外の級もまとめて学習できる
『頻出度順 合格問題集』では、2級で新たに追加された漢字だけでなく、準2級や3級レベルの漢字も多数収録されています。
そのため、「いきなり2級を受けるのが不安」という方でも、基礎から無理なく実力アップできます。



漢字検定は、前の級の漢字も出題範囲に含まれます。
付録資料が充実している
『頻出度順 合格問題集』の巻末には、以下のような実用的な資料が豊富に掲載されています。
- 配当漢字表(2級・準2級)
- 高校で習う音訓一覧
- 四字熟語一覧
- 熟字訓・当て字のまとめ など
特に四字熟語や熟字訓の資料は、試験直前の確認用としても非常に便利です。
\ クリックすると画像が拡大されます/











スキマ時間に資料を眺めるだけでも、得点アップにつながります。
スムーズに学習できる工夫が満載
『頻出度順 合格問題集』は、ストレスなく学習を継続できるポイントが2つあります。
1つ目は、解答が問題の下に掲載されていることです。
解答ページを探す必要がなく、丸つけができるので、テンポよく学習が進みます。





解答部分は、付属の赤シートで隠しながら学習できます。
2つ目は、模擬試験がは書き込み式になっている点です。
解答を直接書き込めるので、思い立ったときにすぐに取り組むことができます。





模擬試験は、別冊になっているので、持ち運んでテストすることもできます。
デメリット
『頻出度順 合格問題集』は、内容が非常に充実している反面、人によっては使いづらいと感じる部分もあります。
ここでは、特に気になるかもしれない3つのデメリットを取り上げます。
- 1冊やり切るには時間がかかる
- 模擬試験が少ない
- 意味の解説が少ない
1冊やり切るには時間がかかる
『頻出度順 合格問題集』は、漢字検定2級の試験範囲を幅広くカバーしている分、問題数が多めです。
多くの問題集は、2,000問程度の問題数なのに対し、『頻出度順 合格問題集』では約4,000問が掲載されています。
そのため、1冊すべてやり切るにはある程度の学習時間と継続力が必要です。
「短期間でサクッと1冊終えて自信をつけたい!」というタイプの方には、少し重く感じるかもしれません。
ただし、『頻出度順 合格問題集』をやり切ることで、漢字検定2級の合格はぐっと近づきます。



試験まで時間がない場合は、「頻出度Aランクだけを先にやる」など、優先順位をつけて進めるのがおすすめです!
模擬試験が少ない
『頻出度順 合格問題集』には、模擬試験が3回分掲載されています。
本番形式の演習を多く経験したい方には、やや物足りなく感じるかもしれません。
その場合は、公式の過去問題集や、実践問題特化の別教材を併用すると効果的です。



合格への近道は、出題形式に慣れることです。
意味の解説が少ない
『頻出度順 合格問題集』は、意味の解説が少ないです。
そのため、わからない単語があった場合は、自ら辞書やインターネットなどで調べる姿勢が必要です。
意味までしっかり理解しながら進めたい方には、意味の解説が充実した問題集を選ぶと良いでしょう。



2級の試験では、語句の意味や使い方も問われるため、漢字の意味を理解することが必要です。
おすすめな人・合わない人
『頻出度順 合格問題集』がどんな人に向いているか、またどんな人には合わない可能性があるかを整理してご紹介します。
こんな人におすすめ!
以下のような方には、『頻出度順 合格問題集』の活用が特におすすめです。
- 出題頻度順に学習したい人
-
頻出度に応じてA〜Cのランクで掲載。効率よく学習できます。
- 準2級・3級の復習もしたい人
-
2級以外の頻出漢字も同時に学習できます。
- スキマ時間を活用して学習したい人
-
赤シートで隠して学習可能。移動時間でも学習可能です。



コツコツ型で計画的に進めたい人にこそピッタリの一冊です!
こんな人には不向きかも…
一方で、以下のような方には、『頻出度順 合格問題集』がやや使いづらく感じられるかもしれません。
- 短期間で一気に仕上げたい人
-
問題数が多く、やり切るにはある程度の時間が必要です。
- 語句の意味までしっかり解説してほしい人
-
語彙の意味の掲載は少なめ。自分で調べる姿勢が必要です。
- 模擬試験をできるだけ多くこなしたい人
-
模擬試験は3回分のみです。



自分の学習スタイルに合った問題集を選びましょう。
まとめ|『頻出度順 合格問題集』は効率と実力アップを両立できる一冊
この記事では、『頻出度順 合格問題集』について詳しく解説しました。
『頻出度順 合格問題集』は、出題頻度の高い漢字を効率よく学べる構成になっています。
また、準2級や3級の範囲も含まれているため、基礎から総合的に対策を進めることができます。
赤シートや書き込み式の模擬試験など、取り組みやすさ重視した工夫も多くあります。
一方で、模擬試験が少なめであったり、語句の意味の掲載が少ないという特徴もありあます。
- 頻出度A~Cで重要度の高い漢字から優先的に学べる
- 読み・書き・四字熟語など分野別構成で学習しやすい
- 準2級・3級の範囲も同時に学習できる
- 赤シートや書き込み式でスムーズな学習が可能
「どこから手をつけていいかわからない」「効率よく実力をつけたい」
そんな方にこそ、『頻出度順 合格問題集』は最適な1冊です。
地道な努力を積み重ねれば、必ず漢字検定2級合格への道が開けます。
あなたの挑戦を、心から応援しています!