「基礎から応用まで1冊で学習したい。」
そんな方におすすめなのが、成美堂の『書き込み式問題集』です。
『書き込み式問題集』は、基本問題と実践問題がバランス良く詰め込まれた一冊。
基礎から、本番対策まで1冊で行うことができる優れた問題集です。
この記事では、成美堂の『書き込み式問題集』の基本情報やメリット、向いている人まで徹底解説します。
- 『書き込み式問題集』の基本情報
- 『書き込み式問題集』の特徴
- 『書き込み式問題集』のメリット・デメリット
- 『書き込み式問題集』のおすすめな人・合わない人
基本情報
成美堂『書き込み式問題集』の基本的な情報をご紹介します。
出版社や価格など
- 編著:成美堂出版編集部
- 発行所:成美堂
- 価格:990円(税込)
- サイズ: B5判(厚さ約1.5cm・重さ約560g)
- セット内容: 本体、別冊解答


大きさはB5版と大きいです。
構成
- 第1章:学習ドリル(配当漢字表&練習問題)
- 第2章:本試験型テスト(12回)
- 巻末資料



ドリルで基礎、本試験型テストで実践を学べます。
問題数
『頻出度順問題集』には、合計3,175問が収録されています。
出題ジャンルごとの問題数を見る
大問番号 | 出題分野 | 学習ドリル | まとめテスト | 本試験型テスト | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
第1問 | 読み | 551問 | – | 360問 | 911問 |
第2問 | 部首 | 228問 | – | 120問 | 348問 |
第3問 | 熟語の構成 | – | – | 120問 | 120問 |
第4問 | 四字熟語 | – | 65問 | 180問 | 245問 |
第5問 | 対義語・類義語 | – | 70問 | 120問 | 190問 |
第6問 | 同音・同訓異字 | 190問 | – | 120問 | 310問 |
第7問 | 誤字訂正 | – | 30問 | 60問 | 90問 |
第8問 | 漢字と送り仮名 | – | 50問 | 60問 | 110問 |
第9問 | 書き取り | 551問 | – | 300問 | 851問 |
合計 | 1,520問 | 215問 | 1,440問 | 3,175問 |



基礎問題と実践問題の割合が1:1になっています。
レイアウト
まずは、学習ドリルのレイアウトを紹介します。
学習ドリルの始めには、配当漢字表が掲載。これから学習する漢字を一覧で見られます。
その後、読み・書きを中心とした基本問題に取り組む流れです。
学習ドリルは、全19回分あります。
\ クリックすると画像が拡大されます/







漢字表があることで、基礎から学べます。
学習ドリルが全て終了すると、本試験型テストが掲載されています。
本試験型テストは、本番と同様の問題形式、問題数で本番さながらの演習が可能。
本試験型テストは、全12回分収録されています。





本番と同じ時間60分を測って解くと効果的です。
また、全ての解答は、別冊としてまとめられています。
一部の問題には、解説も掲載されています。(画像の青枠の部分)





別冊なので、丸つけもスムーズにできます。
特徴
『書き込み式問題集』の特筆すべき3つの特徴をご紹介します。
- B5サイズで書き込みやすい
- 基礎から実践まで学べる構成
- 理解を深める資料つき
B5サイズで書き込みしやすい
『書き込み式問題集』は、B5サイズで、一般的なノートと同じサイズです。
\ 漢字練習帳と比較したサイズは以下のとおり /


また、文字や解答欄も大きく印刷されています。


このように、読みやすく、書き込みがしやすいのがメリットです。



漢検の問題集は、A5版が多いのでB5版は珍しいです。
基礎から実践まで学べる構成


『書き込み式問題集』では、学習ドリル→本試験型テストで基礎から実践まで学べます。
学習ドリルでは、漢字配当表で1字1字の意味や用例を確認が可能。
その後、読み、書き取りなどの問題を通して基礎力を養えます。
本試験型テストでは、本番と同じ形式の問題を12回掲載。
12回分解くことで、本番の出題形式やペース配分を学べます。



本番に強くなれる問題集です。
理解を深める資料つき
『書き込み式問題集』の巻末には、理解を深めるための資料が付属しています。
資料には以下が掲載されています。
- 熟字訓・当て字・特別な音訓
- 同音・同訓異字
- 部首
- 誤字訂正
- よくでる漢字
- 四字熟語
これらの資料は、復習に使えるのはもちろん、試験直前の確認としても力を発揮します。
問題部分ではカバーできなかった知識を資料でチェックして、得点を伸ばしましょう。
\ 理解を深める資料は以下のとおり /





成美堂シリーズは、どれも資料が充実しているのが特徴です。
メリット
『書き込み式問題集』の特に注目したいメリット3つを紹介します。
- 漢字表で基礎から学べる
- 準2級の範囲もカバーできる
- 実践力を養える
漢字表で基礎から学べる
学習ドリルに掲載されている配当漢字表を見てましょう。


配当漢字表には、読み・部首・用例などがまとまって掲載。 漢字を1字ずつ丁寧に学べます。
なお、漢字表は、2級の配当漢字185字全ての漢字を網羅しています。



漢字表を最初にチェックすることでスムーズに問題に入れます。
準2級の範囲もカバーできる
上記の漢字表は、準2級の配当漢字328字も全て掲載されています。
準2級の範囲の漢字もしっかりカバーできます。
漢字検定2級では、準2級の漢字が頻繁に出題されるため、この範囲の学習は欠かせません。
その点、この問題集なら準2級の学習も同時にできるので、効率よく得点力を高められます。



1冊でカバーできるのが強みです。
実践力を養える
「書き込み式問題集」には、本試験型テストが12回収録。
12回分というボリュームは、他の問題集と比べても圧倒的に多く、演習量をしっかり確保できます。
12回分解くことで、試験の出題傾向がわかるだけでなく、時間配分の感覚も身につきます。



実践力をしっかり養える一冊です。
デメリット
『書き込み式問題集』は、非常に充実した内容の反面、人によっては使いづらいと感じる部分もあります。
ここでは、気になるデメリットを2つご紹介します。
- 赤シート非対応
- 持ち運びには向かない
赤シート非対応
『書き込み式問題集』は、赤シートには対応していません。
そのため、移動中などに赤シートでサッと隠して学習したいという方には不向きです。
巻末の資料も赤シート仕様ではないため、基本的には机に向かってじっくり取り組むスタイルに向いています。



自分の学習スタイルに合わせて問題集を選びましょう。
持ち運びには向かない
『書き込み式問題集』は、B5サイズで大きめ。
厚みがあり重さもあるため、持ち運びには向いていません。
『書き込み式問題集』は、自宅でじっくり腰を据えて学習したい方におすすめします。



持ち歩かない想定で購入するのがおすすめです。
おすすめな人・合わない人
『頻出度順問題集』がおすすめな人・合わない人について解説します。
こんな人におすすめ!
次のような方には、『頻出度順問題集』がおすすめです。
- 基礎から応用まで一冊で学びたい人
-
学習ドリルと本試験型テストの構成。基礎から実践まで学習可能です。
- 書き込み式で学習したい人
-
B5サイズで解答欄も大きめ。書き込みしながらの学習に適した作りです。
- 実践力を養いたい人
-
模擬テストが12回分と充実。実践感覚を養えます。
- 準2級の範囲も学習したい人
-
漢字表には準2級の全漢字も掲載。準2級の範囲も学習できます。



1冊で完結させたい人にピッタリの構成です。
こんな人には不向きかも…
一方で、次のような人には、やや使いづらく感じられるかもしれません。
- 赤シートでサクッと暗記したい人
-
赤シートは対応していません。
- 持ち歩いて勉強したい人
-
B5サイズで重いです。持ち運びには不向き。
- 特定の分野の対策を強化したい人
-
分野に分かれた問題構成ではありません。



自分の学習スタイルと照らし合わせてみましょう。
まとめ|『書き込み式問題集』は基礎から実践まで手を動かして学べる一冊
この記事では、成美堂の『書き込み式問題集』について詳しく解説しました。
『書き込み式問題集』は、学習ドリルと本試験型テストが一体となった構成。
基礎から実践までしっかり学べるのが特徴です。
また、配当漢字表や、巻末資料、本番形式のテスト12回分など、問題集としての充実度も非常に高いです。
一方で、赤シート非対応・重くて持ち運びにくい点は、人によってはデメリットに感じるかもしれません。
- 学習ドリル→模擬テストで基礎から実践まで学べる
- 準2級の範囲の漢字もカバー
- 巻末資料が充実。理解をさらに深められる
- B5サイズで書き込みやすく、視認性も高いレイアウト
「1冊で合格レベルまで持っていきたい。」そんな方にぴったりの一冊です。
ぜひ、『書き込み式問題集』を活用して、漢字検定2級の合格をつかみ取りましょう!



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