「漢検の本番に近い形式で学習したい」「実践演習ができる問題集を探している」
そんな方におすすめしたいのが、成美堂の『本試験型 漢字検定2級試験問題集』です。
『本試験型問題集』は、本番と同じ形式の問題演習が18回分収録されており、実戦感覚を養いながら漢字を学べます。
巻頭・巻末には得点力アップに役立つ資料も掲載。初学者から学習の最終段階の方まで、幅広く活用できます。
この記事では、成美堂の『本試験型問題集』の基本情報、特徴、メリットやどんな人におすすめかまで、徹底的に解説していきます。
- 成美堂『本試験型 試験問題集』の価格や問題数などの基本情報
- 成美堂『本試験型 試験問題集』メリット・デメリット
- 成美堂『本試験型 試験問題集』のおすすめな人・合わない人
基本情報
まずは、『本試験型 試験問題集』の価格や構成、問題数など、基本的な情報をご紹介します。
出版社や価格など
『本試験型 問題集』の出版情報は以下の通りです。
- 編著:成美堂出版編集部
- 発行所: 成美堂出版
- 価格: 880円(税込)
- サイズ: A5判(厚さ約1.5cm・重さ約350g)
- セット内容: 本体、別冊解答

構成
『本試験型 試験問題集』 は、以下のように構成されています。
- 得点力アップ資料
- 本試験型問題(18回分)
- チカラがつく資料

問題(18回分)の他にも、役に立つ資料が多いのが特徴です。
問題数
『本試験型 試験問題集』 には、全2,160問(巻頭・巻末資料を除く)が収録されています。
出題分野ごとの問題数を見る
大問の番号 | 出題ジャンル | 計 |
---|---|---|
第1問 | 読み | 540問 |
第2問 | 部首 | 180問 |
第3問 | 熟語の構成 | 180問 |
第4問 | 四字熟語 | 270問 |
第5問 | 対義語・類義語 | 180問 |
第6問 | 同音・同訓異字 | 180問 |
第7問 | 誤字訂正 | 90問 |
第8問 | 漢字と送り仮名 | 90問 |
第9問 | 書き取り | 450問 |
合計 | 2,160問 |



問題数は、他の問題集と同じくらいの分量です。
標準的な演習量で、無理なく取り組みやすい内容です。
レイアウト
『本試験型問題集』は、見開き3ページで1回分の問題に取り組める構成になっています。
問題の分野や形式は、漢字検定の本番の試験に準拠しているため、本番さながらの実践練習が可能です。
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1回分の問題集は、本番試験と同じ120問です。
巻頭には、得点力アップにつながる実用的な資料が掲載されています。
内容は「読み」「音訓」「同音・同訓異字」「書き取り」の4ジャンル。


著作権保護のためぼかしをいれています



資料を確認してから問題に取り組むと、スムーズです。
さらに、巻末には「チカラがつく資料」が、全40ページにわたって掲載。
配当漢字表はもちろん、四字熟語やその他の分野の重要問題がまとまっています。
- 配当漢字表(2級・準2級)
- 塾字訓・当て字
- 部首・読みで出題される下級の漢字
- 四字熟語
- 重要な対義語・熟語の構成・誤字訂正
これらの資料は、問題演習で身につけた知識を整理したり、本番直前の総チェックに使用したりできます。
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内容がよく整理されていて活用しやすい資料です。
ただし、赤シートには対応していません。
メリット
『本試験型問題集』 の3つの大きなメリットを紹介します。
本番に近い問題演習が可能
『本試験型問題集』の最大の魅力は、実際の試験と同じ形式・構成の模擬テストが18回分も掲載されていることです。
本番形式の問題を解くことのメリットは、以下のとおりです。
- 本番の出題形式を理解できる
- 現在の実力がわかりやすい
- 本番の時間配分がわかる
学習の初期から、本番形式の問題を解くのも良し。
学習の仕上げ・本番前の最終チェックに使用するのもおすすめです。



資格試験の合格は過去問の理解が必須。それを叶えてくれる一冊です。
書き込み式&別冊解答でスムーズに学習
『本試験型問題集』は、解答を直接問題集に書き込める形式になっています。
別にノートなどを用意する必要がなく、スムーズに学習に取りかかることができます。


また、問題を繰り返し解きたい!という方は、「コピーして使える答案用紙のページ」も用意されています。
コピーして解答用紙として使用することで、問題を繰り返し解いて実力を伸ばすせます。
↓コピーして使える答案用紙↓


さらに、解答は別冊になっており、見開き1ページに1回分の問題の解答が集約されているため、丸つけがスムーズに行えます。


このように、自分に合ったスタイルで効率よく学習できる工夫が詰まっています。



解答を探すのって意外と時間が取られてしまうものです。
資料が充実している
『本試験型問題集』は、問題に加え、役立つ資料が豊富に用意されているのも大きな特徴です。
巻頭には頻出分野を整理した資料が掲載。
また、巻末には、配当漢字表や熟字訓、四字熟語、対義語などの重要語句が40ページにわたってまとめられています。
これらの資料は、学習の導入にはもちろん、辞書代わり、最終チェックなど、さまざまなシーンで使えます。



特に巻末の四字熟語のまとめは秀逸。うまく活用すれば、かなり実力が付きます。
デメリット
『本試験型問題集』は、本番に近い環境で学習できる優れた問題集ですが、下記の点がデメリットと感じる方もいます。
- 分野ごとの学習にはむいていない
- 意味の解説は少ない
- 赤シートに対応していない
分野ごとの学習には向いていない
『本試験型問題集』は、すべての問題が本試験型の構成になっているため、各回に全ての出題分野が掲載されています。
そのため、例えば「部首」の分野だけを集中的に学習したい場合、各回の部首の問題を1回分ずつ学習する必要があります。
分野別にまとめて勉強したい方にとっては、やや手間がかかる構成といえるでしょう。
苦手分野がある場合や、特定の分野を集中して学習したい場合は、分野別対策ができる問題集を併用するのがおすすめです。



時間に余裕がある方は、分野別問題集と組み合わせた学習が◎。
意味の解説が少なめ
『本試験型問題集』では、意味の解説があまり載っていいません。
別冊解答では、四字熟語など、一部の問題では簡単な意味の説明が掲載されていますが、多くの問題では意味が掲載されていません。


そのため、「この言葉の意味が知りたい」と思ったときには、自分で辞書やインターネットを使って調べる必要があります。
語句の意味まで深く理解したい方には、別の問題集や辞書との併用がおすすめです。



意味を調べながら取り組むことで記憶にも残りやすくなります。
赤シートには対応していない
『本試験型問題集』は、赤シートでの学習に対応していません。
別冊解答は、赤シート未対応。巻頭・巻末の資料も、一部赤シートで隠せる仕様にはなっていますが、基本的に赤シートを使った学習には対応していません。
そのため、通勤・通学の移動中にサッと学習したい場面での学習には、向いていません。
『本試験型問題集』は、赤シートに未対応なので、購入前に学習するシーンを考えてから購入しましょう。



赤シート対応の問題集も数多く販売されています。
おすすめな人・合わない人
最後に、『本試験型問題集』 がどんな人に向いているか、またどんな人には合わない可能性があるかをご紹介します。
こんな人におすすめ!
以下のような方には、『本試験型問題集』の活用が特におすすめです。
- 本番の出題形式に慣れておきたい方
-
本試験と同じ形式・順番の問題が18回分収録されており、実践的な力を養うことができます。
- 学習の仕上げに使いたい方
-
本試験型の問題で、学習の仕上げに最適です。
- 充実した資料で知識の整理をしたい方
-
巻頭・巻末の資料が充実。問題と併用して確認すると得点力アップにつながります。



「今の実力をチェックしたい」「本番に向けた実戦演習をしたい」という方には、特におすすめの1冊です。
こんな人には不向きかも…
一方で、以下のような方には、『本試験型問題集』がやや使いづらく感じられるかもしれません。
- 初学者・基礎が身についていない方
-
本番形式の問題をいきなり解く構成なので、難しく感じて挫折してしまう可能性があります。
基礎に不安がある方は、まず分野別の問題集で土台を固めるのがおすすめです。
- 赤シートを使った学習をしたい方
-
赤シートには対応していません。通勤・通学中などの学習には不向きです。
- 意味を知りたい方
-
多くの問題には意味の掲載がありません。辞書との併用がおすすめです。
- 分野ごとに問題を解きたい方
-
本試験型の各ジャンルからすこしずつ出題される構成です。分野ごとの学習には適していません。



自分の学習スタイルを考えてみましょう。


まとめ|『本試験型 漢字検定2級試験問題集』は本番形式に強くなれる1冊
この記事では、成美堂の『本試験型漢字検定2級試験問題集』について詳しくご紹介しました。
『本試験型問題集』は、本番と同じ形式の問題18回分収録しており、実戦感覚を身につけながら学習できます。
巻頭・巻末には得点アップにつながる資料も充実。あらゆる学習段階で活用できます。
- 本番と同じ出題形式のテストが18回分収録
- 巻頭・巻末の資料が充実
- 分野別学習や移動中の学習には不向き
「本番形式でしっかり練習したい」「模擬試験を繰り返して自信をつけたい」という方には、非常に心強い問題集です。
この一冊を活用して、合格に向けてのラストスパートを加速させていきましょう。