「漢字検定2級どの問題集良いのかわからない」「たくさん問題が掲載せれている問題集がほしい。」
そんな方におすすめしたいのが、『漢字検定2級 頻出度順 問題集』です。
『漢字検定2級 頻出度順 問題集』は、出題頻度の高い語句を優先的に学べる構成と、赤シート対応・実践模試付きといった使いやすさが特長です。
また、演習量がしっかり確保されており、アウトプットを重視して実力をつけたい方にぴったりの1冊です。
この記事では、『漢字検定2級 頻出度順 問題集 』の基本情報、特徴、メリット・デメリット、おすすめな人まで、徹底的に解説していきます。
- 『漢字検定2級 頻出度順 問題集』の価格や問題数などの基本情報
- 『漢字検定2級 頻出度順 問題集』のメリット・デメリット
- 『漢字検定2級 頻出度順 問題集』のおすすめな人・合わない人
基本情報
『漢字検定2級 頻出度順 問題集』の価格や構成、問題数など、基本的な情報をご紹介します。
出版社や価格など
『漢字検定2級 頻出度順 問題集』の出版情報は以下の通りです。
- 編者:資格試験対策研究会
- 発行所: 高橋書店
- 価格: 1,210円(税込) ※2025年4月現在
- サイズ: A5判(厚さ約1.2cm・重さ約300g)
- セット内容: 本体、赤シート

構成
『漢字検定2級 頻出度順 問題集 』は、以下のように構成されています。
- 頻出ベスト100 (332問)
- 第1章 頻出度A 〜必ず押さえる最頻出問題〜(2441問)
- 第2章 頻出度B 〜合否の分かれ目重要問題〜(1,617問)
- 第3章 頻出度C 〜合格を確実にする!ダメ押し問題〜(664問)
- 模擬試験 (2回分)

頻出度別になっているから、優先順位を付けて取り組みやすいです。
問題数
『漢字検定2級 頻出度順 問題集 』には、全4,722問(巻頭資料・模擬試験部分を除く)が収録されています。
出題ジャンルごとの問題数は、以下のとおりです。
大問の番号 | 出題ジャンル | 頻出度A | 頻出度B | 頻出度C | 計 |
---|---|---|---|---|---|
第1問 | 読み | 504問 | 280問 | 168問 | 952問 |
第2問 | 部首 | 168問 | 112問 | – | 280問 |
第3問 | 熟語の構成 | 177問 | 129問 | – | 306問 |
第4問 | 四字熟語 | 224問 | 168問 | 56問 | 448問 |
第5問 | 対義語・類義語 | 192問 | 144問 | 48問 | 384問 |
第6問 | 同音・同訓異字 | 224問 | 224問 | 112問 | 560問 |
第7問 | 誤字訂正 | 280問 | 112問 | 56問 | 448問 |
第8問 | 漢字と送り仮名 | 168問 | 112問 | – | 280問 |
第9問 | 書き取り | 504問 | 336問 | 224問 | 1,064問 |
合計 | 2,441問 | 1,617問 | 664問 | 4,722問 |



問題数としては、他の対策書より多いです。確実に合格を狙えるのが強みです。
レイアウト
『漢字検定2級 頻出度順 問題集 』は、見開き2ページで1つのセクション構成で、問題文のすぐ下に解答が配置されています。





赤シート対応なので、スキマ時間にサッと確認するのにも便利です。
巻頭の頻出ベストのレイアウトは以下のとおりです。
シンプルで見やすく、気軽にチェックできる構成になっています。







巻頭の資料を確認してから本試験型の問題に取り組むと、スムーズに学習を進めることができます。
『漢字検定2級 頻出度順 問題集 』の特徴
『漢字検定2級 頻出度順 問題集 』には、漢字検定2級の出題範囲を効率よく学べる工夫がたくさん詰まっています。
ここでは、特に注目したい3つの大きな特徴を紹介します。
新出配当漢字「以外」の対策ができる
『頻出度順問題集』の特徴は、2級の「新出配当漢字」以外の対策も充実している点にあります。
「新出配当漢字」とは、その級で新たに出題対象となる漢字のことを指します。
実際の試験では、新出配当漢字以外の漢字も頻繁に出題されています。
たとえば、「仰ぐ」という漢字は4級で習う語ですが、2級の書き取り問題でもよく登場します。
そのため、新出配当漢字だけを完璧に覚えていても、思ったより得点が伸びないということがあります。
『頻出度順問題集』では、出題傾向を分析したうえで、過去の検定で実際に登場した新出配当漢字以外の漢字も数多く収録しています。
そのため、この1冊で2級に必要な漢字を、効率よく、かつ広くカバーできるのが大きな強みです。



準2級や3級の問題集を別に用意しなくても、この1冊でよく出る漢字をまとめて押さえられるのが嬉しいポイント!
出題傾向を押さえた問題構成
この問題集の魅力は、過去10年分の出題傾向を分析し、効率的に学べる問題構成になっている点です。
漢字検定2級では2,136字もの漢字が出題対象となるため、傾向を踏まえた学習が欠かせません。
『頻出度順問題集』では、出題頻度に応じて漢字を「A・B・C」の3ランクに分類しています。
これは、過去問の分析をもとにしたランクで、学習の優先順位をつけやすくなっています。
たとえば、五十音順や配当順に並んだ漢字を上から順に覚えるよりも、まずは「Aランク」のような頻出度の高いものから取り組んだほうが、短期間で得点力を伸ばせます。
出題傾向を反映した構成によって、限られた学習時間の中でも無駄なく、着実に合格を目指すことができます。



直近10年で40回以上も出題されている漢字がある一方で、一度も出題されていない漢字もあります。出題頻度を知っておくことで、優先すべき漢字が一目でわかり、ムダのない学習ができるよ!
学習プラン付きで自分に合った進め方がわかる
この問題集には、受験者の状況に合わせた学習プラン例が掲載されているのも大きな魅力です。
漢字検定は範囲が広いため、どこから手をつけるべきか迷う人も多く、自分で計画を立てるのが苦手な方には特にありがたい工夫です。
本書では、試験の2週間前から始める短期集中プランと、2か月前からじっくり取り組む長期プランの2種類が紹介されています。
これにより、自分の試験日程や現在の実力に合わせて、無理なく取り組めるスケジュールをすぐに決められます。
このように、学習の「スタートダッシュ」に迷わず取り組めるのは、大きな安心材料になります。



意外と「学習プラン」まで載っている対策書って少ないんですよね。 初めての受験でも、勉強のペースがイメージしやすいと安心できます。
メリット
『漢字検定2級 頻出度順 問題集 』の3つの大きなメリットを紹介します。
圧倒的な問題数で、演習量に不安なし
この問題集は、収録されている問題の量がとにかく豊富です。
具体的には、問題パートだけで4,722問が収録されており、同系統の他書と比較しても群を抜いたボリュームを誇ります。
さらに、巻頭の資料では頻出分野を5つに分類し、厳選された322問を掲載。出題傾向に沿った形で、まず押さえるべきポイントを効率よく学べる構成になっています。



たくさん解いて覚えるタイプにはぴったり!「これだけ解けば安心」と思える安心感がありますね。
回答がすぐ見られる&赤シート対応で学習がスムーズ
この問題集は、問題の下に解答が掲載されている構成になっています。
さらに、付属の赤シートで解答を隠せるようになっているため、すきま時間の学習にもぴったり。
ページをめくって答えを探す手間がなく、学習のテンポを崩さずに続けられます。



「丸つけの面倒くささ」がなくなるだけで、勉強のハードルがぐっと下がるんです。通学中や仕事の休憩時間にもサクッと取り組めるのが嬉しい!
模擬試験が2回分ついていて実践力がつく


巻末には、本番と同じ形式の模擬試験が2回分収録されています。
この模試を活用することで、学習内容の定着チェックはもちろん、試験当日の時間配分や解答順の戦略もシミュレーション可能になります。
「知っている」だけでなく、「時間内に正確に解けるか」を確認するためにも、模擬試験の存在は欠かせません。



初めての受験でも「流れを体験しておいた」という安心感があると、本番でも落ち着いて臨めます!
デメリット
『漢字検定2級 頻出度順 問題集 』は、効率的に学べる優れた問題集ですが、使い方に工夫が必要なポイントもいくつかあります。
リュームが多いため、完走には時間がかかる
この問題集は、全4,700問以上という圧倒的なボリュームが特徴ですが、その分、1冊をやり切るのに相応の時間と根気が必要です。
特に学習時間を確保しにくい方にとっては、進行が遅れるとモチベーションの維持が難しくなることもあります。毎日の積み重ねがカギになります。



「1日◯ページ」と目標を決めておくと、達成感が得られて続けやすくなります!
意味の解説が少ない
『漢字検定2級 頻出度順 問題集』は、1冊に掲載されている問題数が多い分、語句の意味に関する解説がやや少なめです。
そのため、問題を解いていて意味がわからない語句が出てきた場合は、自分で辞書を引いたり、インターネットで調べる必要があります。
もし「問題よりも語句の意味をしっかり学びたい」という方には、別の問題集を併用するのもおすすめです。



語句の意味をしっかり確認したいときは、解説付きのテキストを併用するのがおすすめです。
四字熟語のパートが解きにくい
この問題集では、四字熟語の問題が「□□○○」のように空欄を埋める形式になっており、読み方の記述や選択肢はありません。
そのため、四字熟語をほぼ完璧に覚えていて、残り2文字を見るだけで答えがひらめくレベルでないと解けないのが難点です。
実際の漢字検定では、読み方の選択肢が提示され、その中から書き取りを行う形式のため、この問題集の方式はやや難易度が高めと言えるでしょう。
とはいえ、この形式でスラスラ解けるようになれば、本番でもかなり有利になります!



四字熟語の問題がこの問題集では難しく感じる場合は、無理せず他の教材で下地を作ってから取り組むのもおすすめです。
基礎力をつけてから挑戦すれば、定着もしやすく、学習の効率もアップしますよ!
おすすめな人・合わない人
最後に、『漢字検定2級 頻出度順 問題集 』がどんな人に向いているか、またどんな人には合わない可能性があるかを整理してご紹介します。
こんな人におすすめ!
以下のような方には、『漢字検定2級 頻出度順 問題集 』の活用が特におすすめです。
- 3級や準2級の復習もあわせて行いたい方
-
漢字の頻出度を意識した構成なので、これまでに学んだ級の知識をおさらいしながら2級レベルにステップアップできます。
- とにかくたくさんの問題を解いて力をつけたい方
-
掲載されている問題数が豊富で、演習量を重視した学習にぴったりです。
- スキマ時間や通学中などに赤シートでサッと学習したい方
-
赤シート対応の設計により、時間がない日でもテンポよく学べます。
- 出題頻度の高い順に、効率よく学びたい方
-
頻出度順に並んだ問題構成で、重要度の高い語句を優先的に覚えることができます。



とにかく“演習量で勝負”したい方にとっては、非常に心強い一冊です。
こんな人には不向きかも…
一方で、以下のような方には、『漢字検定2級 頻出度順 問題集 』がやや使いづらく感じられるかもしれません。
- 短期間で1冊をサクッと仕上げたい方
-
問題数が多いため、時間が限られている方にとっては負担に感じる可能性があります。
- 語句の意味や背景を丁寧に解説してくれる問題集を求めている方
-
意味の解説は最小限なので、自分で調べるスタイルが合わない方には不向きかもしれません。
- 本番の実践形式で多くの演習をこなしたい方
-
本試験とは異なる形式の問題が中心で、模擬試験は3回分のみです。実戦慣れしたい方は別途模試集を活用すると良いでしょう。
- 漢字検定2級の配当漢字だけを重点的に学びたい方
-
収録されている語句には、準2級以下の漢字も含まれており、2級の漢字だけを絞って学びたい方には不便な点もあります。



自分の学習スタイルに合っているかを考えたうえで、必要に応じて他の問題集や資料と組み合わせて使うのもおすすめです。
まとめ|『漢字検定2級 頻出度順 問題集』は演習量重視の学習スタイルにぴったり
この記事では、『漢字検定2級 頻出度順 問題集』について詳しくご紹介しました。
『漢字検定2級 頻出度順 問題集』は、出題頻度に基づいて構成された効率的な問題配列と、赤シート対応や学習プランの掲載といった工夫により、合格までの道のりを効率よくサポートしてくれます。
問題数はしっかり多めで演習重視の内容となっており、アウトプット中心で力をつけたい方におすすめの一冊です。
一方で、意味の解説は少なめのため、自ら調べて理解を深める積極的な学習スタイルが求められます。
「とにかくたくさんの問題に触れて、実力をつけたい!」という方には、まさにうってつけの問題集と言えるでしょう。
- 出題頻度順の構成で、重要語句を優先的にインプット
- 赤シート対応・見開き解答式でスキマ学習にも便利
- 四字熟語はやや上級者向け
- 解説が少ないため、調べ学習と併用するのがおすすめ
- 模擬試験2回分付き。実戦対策には追加の過去問集も◎
『漢字検定2級 頻出度順 問題集』を上手に活用して、漢字検定2級合格へのステップを着実に進めていきましょう!

