「問題集を買ってもいきなり解けるか不安…」
そんな方には「漢字表」がついた問題集がおすすめです。
「漢字表」とは、漢字の読み方や部首、用例などがまとまった一覧表のこと。
漢字表を学習前にチェックすることで、漢字の基礎を学べ、スムーズに学習に取り掛かれます。
この記事では、漢字表付きのおすすめ問題集を3厳選してご紹介します。
それぞれの問題集の特徴もあわせて解説していますので、ぜひ自分に合った問題集を1冊を見つけてください。
- 漢字表とはどのようなものか
- 漢字表の効果
- 漢字表付きのおすすめ問題集3選
- おまけ
漢字表で学習効率がアップする理由
そもそも漢字表とは何か、どのような効果があるのかを具体的に見ていきましょう。
漢字表とは?
漢字表とは、漢字の読み・部首・用例などまとめた表のことです。
問題集によって、内容や形式に違いはありますが、下記の画像のようなものをイメージしてください。
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間違えた問題をすぐに漢字表で確認できるのもメリットです。
漢字表の効果
漢字表には、次のようなメリットがあります。
- 覚える漢字を一覧で確認できる
- 漢字1字1字の意味がわかる
- 様々な用例が学べる
- 部首問題に強くなる



1字ずつしっかり学べるので初学者の方に特におすすめです。
漢字表付き問題集の選び方
漢字表付きの問題集を選ぶ際には、次のような点を考慮しましょう。
- 漢字表の掲載位置:問題の前か or 巻末
- 掲載項目:読み・部首・用例・筆順などがどこまで載っているか
- 視認性:フォントの大きさ、色使いなど



自分の見やすいレイアウトのものを選ぶと良いです。
漢字表付きおすすめ問題集3選
漢字表がついている問題集を3冊ご紹介します。
いずれも初学者の方におすすめできる問題集です。
新星出版社『頻出度順 合格問題集』
1冊目は、新星出版の「頻出度順 合格問題集」です。


「頻出度順 合格問題集」の漢字表は、読みの問題の前に掲載されています。
漢字表で確認 → 問題演習 の順番で取り組めるので、特に初学者とって学びやすい構成です。
なお、漢字は、2級の範囲185字に加えて、準2級の範囲328字も掲載されています。
2級の試験に出題されやすい準2級の漢字も合わせて学習できるのでおすすめです。
次に「頻出度順 合格問題集」の漢字表を掲載します。
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掲載されているのは、次の4項目です。
- 許容字体
- 読み
- 部首(部首名)
- 用例
部首や用例の読みは、赤シートで隠せるので、サッとチェックしたい時にも便利です。



新星出版の「頻出度順 合格問題集」は、漢字表が問題の前に掲載されており、初学者の方に最もおすすめな問題集です。
ナツメ社『史上最強の漢検マスター』
2冊目は、ナツメ社の「史上最強の漢検マスター」です。


「漢検マスター」の漢字表は、別冊にまとめて掲載されています。
五十音順に掲載されているため、調べたい漢字にすぐアクセスすることができます。
漢字表は、2級の範囲185字だけでなく、準2級の範囲328字も掲載されています。



わからない漢字の辞書代わりに使うのがおすすめです。
次に、「漢検マスター」の漢字表を見てみましょう。


漢字表には、次の4項目が掲載されています。
- 許容字体
- 読み
- 部首(部首名)
- 用例



別冊になっているので、まとめて確認しやすいです。
次に、「漢検マスター」の漢字表以外の特徴をご紹介します。
「漢検マスター」の一番の特徴は、ほぼ全ての問題に意味や解説が付いているところ。
自分で意味を調べる手間が省け、意味を一緒に学習することで記憶の定着にも役立ちます。
これは、他の問題集にない大きなメリットです。





まさに「史上最強」という名にふさわしい1冊です。
旺文社『でる順×分野別 問題集』
3冊目は、旺文社の「でる順×分野別 問題集」です。


「でる順×分野別 問題集」の漢字表も別冊にまとめて掲載されているタイプ。
掲載漢字は五十音順にまとめられています。
なお、漢字表は、2級の範囲185字だけでなく、準2級の範囲328字も掲載されています。



「漢検マスター」と同様の掲載方式です。
「でる順×分野別 問題集」の漢字表は以下のとおりです。


「史上最強の漢検マスター」の漢字表の掲載項目は次の5つ。
- 許容字体
- 読み
- 部首(部首名)
- 意味
- 用例



漢字自体の意味が載っているのが特徴。漢字自体の意味を覚えることで、熟語などの理解に役立ちます。
次に「でる順×分野別 問題集」の漢字表以外の特徴をご紹介します。
「でる順×分野別 問題集」の大きな特徴は、全体の問題数が約4,000問以上と豊富なこと。
他の問題集と比較しも、充実の問題数です。
また、分野別問題だけでなく、本番と同じ形式の実践模試も5回分収録(ダウンロード含む)されているため、実践感覚も養うことができます。
「でる順×分野別 問題集」は、漢字表付きで基礎から学べ、模試で実践力も養えるバランスのとれた一冊です。
おまけ|公式教材『漢字学習ステップ』にも漢字表あり


日本漢字能力検定協会が発行する『漢字学習ステップ』にも、漢字表が掲載されています。
「漢字学習ステップ」の漢字表は、問題の前に掲載されているタイプ。
そのため、初学者でも漢字をインプットしながら学習できます。



公式の安心感もある一冊ですね。
「漢字学習ステップ」の漢字表を見てみましょう。


漢字表には、以下の項目が掲載されています。
- 許容字体
- 読み
- 画数
- 部首(部首名)
- 漢字の意味
- 用例
- 筆順
特筆したいのは、画数や筆順が掲載されていること。
これは、他の漢字表付きの問題集には掲載されていない項目で、公式ならではといったところです。



筆順は、漢字を正しく書くために必要な知識です。



「漢字学習ステップ」はおすすめじゃないの?
「漢字ステップ」は、詳細な漢字表付きで、漢字を1字ずつ丁寧に学べる一冊です。
しかし、下記のようなデメリットがあります。
- 出題形式が実際の本試験と異なる
- 漢字検定2級の配当漢字しか掲載がない
まず、「漢字学習 ステップ」の出題形式は、本番試験と異なる問題が多くあります。
漢字を深く理解するのには役立ちますが、漢字検定対策のみをしたい方にとっては、少し遠回りになるでしょう。
また、「漢字学習 ステップ」の漢字表に掲載されている漢字は、2級の範囲185字のみです。
準2級の配当漢字328字については掲載がありません。
2級の試験には、準2級の範囲の漢字が多く出題されるので、準2級の範囲に自信がない方は、注意が必要です。



試験対策が目的なら、紹介した3冊がおすすめです。
まとめ|漢字表付き問題集で着実に実力をつけよう
この記事では、漢字表が付いた問題集をご紹介しました。
漢字表があることで、意味や部首、用例の把握に役立ちます。
特に、初学者の方にとって、漢字表が「基礎固めの道しるべ」として非常に役立ちます。
今回ご紹介した3冊の特徴を簡単にまとめると、次のとおりです。
- 新星出版社『頻出度順 合格問題集』
- 問題前に漢字表。初学者に最もおすすめの構成。
- ナツメ社『史上最強の漢検マスター』
- 別冊漢字表付き。意味や解説が豊富で、辞書不要で学習可能。
- 旺文社『でる順×分野別 問題集』
- 別冊漢字表付き。問題量が豊富。基礎から実践まで学べる一冊。
おまけ
- 日本漢字能力検定協会『漢字学習ステップ』
- 問題前に漢字表。基礎力アップに最適。
ただし、出題形式が本番と異なる、準2級配当漢字が未掲載な点は注意が必要。
- 問題前に漢字表。基礎力アップに最適。
自分に合った一冊を見つけて、コツコツ学習を続ければ、漢字検定2級は合格できます。
自分に合った1冊を見つけて、漢字検定2級の合格をつかみ取りましょう。



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