「漢字検定2級の問題集、どれを選べばいいかわからない…」 「本番形式で練習できるものってあるの?」
そんな悩みをお持ちの方におすすめしたいのが、『本試験型 漢字検定2級試験問題集』です。
『本試験型 漢字検定2級試験問題集』は、本番と同じ構成の模擬試験が18回分収録されており、実戦感覚を養いながら着実に力をつけられる一冊です。
巻頭・巻末には得点力アップに役立つ資料も充実しており、初学者から経験者まで幅広く活用できます。
この記事では、『本試験型 漢字検定2級試験問題集』の基本情報、特徴、メリット・デメリット、どんな人におすすめかまで、徹底的に解説していきます。
- 『本試験型 漢字検定2級試験問題集』の価格や問題数などの基本情報
- 『本試験型 漢字検定2級試験問題集』のメリット・デメリット
- 『本試験型 漢字検定2級試験問題集』のおすすめな人・合わない人
基本情報
『本試験型 漢字検定2級試験問題集』の価格や構成、問題数など、基本的な情報をご紹介します。
出版社や価格など
『本試験型 漢字検定2級試験問題集』の出版情報は以下の通りです。
- 編著:成美堂出版編集部
- 発行所: 成美堂出版
- 価格: 880円(税込) ※2025年4月現在
- サイズ: A5判(厚さ約1.5cm・重さ約350g)
- セット内容: 本体、別冊解答

構成
『本試験型 漢字検定2級試験問題集』 は、以下のように構成されています。
- 得点力アップ資料
- 問題(18回分)
- チカラがつく資料

本試験型の問題の他にも、役に立つ資料が多いのが特徴です。
問題数
『本試験型 漢字検定2級試験問題集』 には、全2,160問(巻頭・巻末資料を除く)が収録されています。
出題ジャンルごとの問題数は、以下のとおりです。
大問の番号 | 出題ジャンル | セクション数 | 1セクションあたりの問題数 | 計 |
---|---|---|---|---|
第1問 | 読み | 18回 | 30問 | 540問 |
第2問 | 部首 | 18回 | 10問 | 180問 |
第3問 | 熟語の構成 | 18回 | 10問 | 180問 |
第4問 | 四字熟語 | 18回 | 15問 | 270問 |
第5問 | 対義語・類義語 | 18回 | 10問 | 180問 |
第6問 | 同音・同訓異字 | 18回 | 10問 | 180問 |
第7問 | 誤字訂正 | 18回 | 5問 | 90問 |
第8問 | 漢字と送り仮名 | 18回 | 5問 | 90問 |
第9問 | 書き取り | 18回 | 25問 | 450問 |
合計 | 2,160問 |



収録されている問題数は、一般的な対策書と同じくらいの分量です。
標準的な演習量で、無理なく取り組みやすい内容です。
レイアウト
『本試験型 漢字検定2級試験問題集』は、見開き3ページで1回分の試験に取り組める構成になっています。
印刷の都合上、実際の試験とは一部で問題番号の付け方などが異なる点もありますが、問題の形式や出題順序は本試験に準拠しているため、本番さながらの実践練習が可能です。









本番と同じ60分を計って解くのがおすすめです。
巻頭には、得点力アップにつながる実用的な資料が掲載されています。
内容は「読み」「音訓」「同音・同訓異字」「書き取り」の4ジャンル。





巻頭の資料を確認してから本試験型の問題に取り組むと、スムーズに学習を進めることができます。
さらに、巻末には「チカラがつく資料」として、実践に役立つ内容が充実しています。




- 2級および準2級の配当漢字表
- 2級に出る塾字訓・当て字
- 部首・読みで出題される下級の漢字
- 四時熟語
- 重要な対義語・熟語の構成・誤字訂正
これらの資料が、全40ページにわたって掲載されています。
模擬問題で身につけた知識を整理したり、本番直前の総チェックに使ったりと、学習の仕上げにも最適な内容です。



内容が非常によく整理されていて活用しやすい資料です。ただし、赤シートには対応していません。
メリット
『本試験型 漢字検定2級試験問題集』 の3つの大きなメリットを紹介します。
本番試験と同じ形式の模擬問題が18回分も収録
この対策書の最大の魅力は、実際の試験と同じ形式・構成の模擬テストが18回分も掲載されていることです。
問題数や出題ジャンル、出題順まで本番とほぼ同じ形式なので、繰り返し解くことで自然と本番の流れに慣れることができます。
初期の実力チェックはもちろん、学習の途中での確認や、仕上げの実戦演習としても活用できるため、学習の段階を問わず幅広い方におすすめできます。



模擬テストを18回もこなすうちに、出題形式はもちろん、問題の解き方やペース配分も自然と身につきます。
別冊の解答集つきで採点がしやすい
解答は別冊になっているため、答え合わせがスムーズに行えます。学習の流れを止めず、テンポよく進められるのが大きなメリットです。


また、問題部分には直接書き込みができるほか、コピーして使える答案用紙のページも用意されています。
1回ごとに記録を残したい方や、繰り返し解いて実力を確認したい方にも対応しています。
↓コピーして使える答案用紙↓


対策書に書き込んで使うのも、答案用紙を活用して何度も取り組むのも、自分に合ったスタイルで効率よく学習できる工夫が詰まっています。



採点がスムーズにできるかどうかは、学習の効率を大きく左右します。別冊の解答集や答案用紙の工夫によって、すぐに学習に取りかかれるのが嬉しいポイントです。
巻頭・巻末の資料がとにかく充実している
本試験型の問題に加え、得点力アップに役立つ資料が豊富に用意されているのも大きな特徴です。
巻頭には頻出分野を整理した資料、巻末には配当漢字表や熟字訓、四字熟語、対義語などの重要語句が40ページにわたってまとめられており、辞書代わりとしても使えます。



資料だけでも実力アップにつながる内容です。特に四字熟語のまとめは見やすく、直前の総チェックにも便利です。
デメリット
『25日間で合格!漢字検定2級完成問題』は、効率的に学べる優れた問題集ですが、使い方に工夫が必要なポイントもいくつかあります。
分野ごとの学習には向いていない
この問題集はすべてが本試験型の構成になっており、各回の問題にさまざまなジャンルが混在しています。
例えば「読み」だけを集中的に学習したい場合でも、1回分ずつ確認して探す必要があります。
分野別にまとめて勉強したい方にとっては、やや手間がかかる構成といえるでしょう。
特定の分野に集中したい場合は、分野別対策ができる問題集を併用するのがおすすめです。



時間に余裕がある場合は、本試験型の問題と分野別の問題を組み合わせて学習する方法も効果的です。
意味の解説が少なめ
問題集の別冊解答には、熟語の構成や四字熟語など一部のジャンルに限って簡単な意味の説明が記載されています。
ただし、すべての問題に意味の解説があるわけではありません。
「この言葉の意味が知りたい」と思ったときには、自分で辞書やインターネットを使って調べる必要があります。
語句の意味まで深く理解したい方には、別の対策書や辞書との併用がおすすめです。



意味を調べながら取り組むことで記憶にも残りやすくなります。
赤シートには対応していない
この問題集は赤シートでの学習に対応していません。
問題と解答が別冊になっているため、シートで隠しながら答え合わせをすることはできません。
また、巻頭・巻末の資料もシートを使った確認には適していないため、赤シートを活用したい方には不便に感じる場合があります。



赤シートを活用したい方は、対応した問題集と併用すると使いやすくなります。目的に応じた使い分けが大切です。
おすすめな人・合わない人
最後に、『本試験型 漢字検定2級試験問題集』 がどんな人に向いているか、またどんな人には合わない可能性があるかを整理してご紹介します。
こんな人におすすめ!
以下のような方には、『本試験型 漢字検定2級試験問題集』の活用が特におすすめです。
- 本番の出題形式に慣れておきたい方
-
本試験と同じ形式・順番の問題が18回分収録されており、実践的な力を養うことができます。
- 他の問題集で基礎を固めたあとの仕上げに使いたい方
-
実力確認や本番前の総仕上げに適しており、演習素材として最適です。
- 充実した資料で知識の整理をしたい方
-
巻頭・巻末の資料には、配当漢字表や熟字訓、四字熟語、対義語などが掲載されており、辞書のように活用できます。



「今の実力をチェックしたい」「本番に向けた実戦演習をしたい」という方には、特におすすめの1冊です。
こんな人には不向きかも…
一方で、以下のような方には、『本試験型 漢字検定2級試験問題集』がやや使いづらく感じられるかもしれません。
- 初学者や・まだ基礎が身についていない方
-
本番形式の問題をいきなり解く構成なので、難しく感じて挫折してしまう可能性があります。
基礎に不安がある方は、まず分野別の問題集で土台を固めるのがおすすめです。
- 隙間時間に赤シートを使って勉強したい方
-
問題と解答が別冊になっており、赤シートに対応していないため、通勤・通学中などの短時間学習には不向きな場面もあります。
- 意味の解説を詳しく知りたい方
-
多くの問題には意味の解説が付いておらず、必要に応じて自分で調べる必要があります。語句の背景までじっくり理解したい方には物足りなく感じることもあります。
- 分野ごとに集中して問題を解きたい方
-
本試験型の構成で各ジャンルが混在しているため、特定の分野だけを集中して学習するのには適していません。



自分の学習スタイルに合っているかを考えたうえで、必要に応じて他の問題集や資料と組み合わせて使うのがポイントです。
まとめ|『本試験型 漢字検定2級試験問題集』は本番形式に強くなれる1冊
この記事では、『本試験型 漢字検定2級試験問題集』について詳しくご紹介しました。
『本試験型 漢字検定2級試験問題集』は、本番と同じ形式の問題を18回分収録しており、実戦感覚を身につけながら学習できるのが大きな特長です。
さらに、巻頭・巻末には知識を整理できる資料も充実しており、試験対策のあらゆる段階で活用できます。
問題数は標準的ながら、出題傾向に沿った内容で効率よく学べる構成となっており、「本番に強くなりたい」「理解しているかをチェックしたい」という方に特におすすめの一冊です。
- 本番そっくりの出題形式のテストが18回分収録されている
- 巻頭・巻末の資料が充実しており、辞書代わりにも使える
- 分野別学習や赤シート対応にはやや不向きな点もある
「本番形式でしっかり練習したい」「模擬試験を繰り返して自信をつけたい」という方には、非常に心強い問題集です。
この一冊を活用して、合格に向けてのラストスパートを加速させていきましょう。

